【VGC2016,ダブル】JCSまで使ってきた構築とその過程
私のVGC2016は終了しましたのでここに今までの構築を書く事で振り返っていきます。
基本的にその当時では予想外であったもの等は赤字で強調してあります。
12月にVGC2016のルールが決まって、まず最初に使ったのがこのグラゼルネでした。
グラゼルネミラーを考えた時に相手のゼルネをパクる事ができれば仮に前半で取り返しの付かないことになっても取り返せると考えメタモンを採用しました。タスキにした理由は次の2点です。
①守るを使うことができる
②確実に一発攻撃を耐えられる
つまりトリパにも攻撃的に対抗する戦術を持てるということです。変わり者という特性は相手の特性までコピーするのでこちらも浮遊グラードンを降臨させるという試合展開を取れました。
また、ドーブルの胞子は主にマジコを回避しつつ隣を「確実に」眠らせる為に用いました。スカーフであることで万が一トリパで無く相手のポケモンが速くても先に眠らせ、ガルーラのグロパンの起点としました。
結果はこの時期にVGC2016をやっていた人ならご存知の通りです。当時としてはアローグラに代表される強烈な初手で一気に試合を終わらせる戦術を幾つも持っており、パーティパワーが相当高い構築であった為やりたい放題でした。BIG6もこれとさほど面子が変わらない事を考えるとご理解頂けると思います。
使用を辞めた理由はそのBIG6が流行した為です。(先発を当てた方の勝ちではあり、例えばゼルドーにはガルアローを出せば良いのだかあくまで択ゲーであり、安定選出を失った為)
そして1月下旬、試験期間中なのになぜかBIG6に対する完全回答を探していた私はついに答えに辿り着きました。それがあのクロバゲンガーであります。正直これを思いついた時は全国大会に行けることを確信しました。しかしほぼ同じ時期に私や例の記事を書いた人を含め最低4人は同じ事を自力で思いついていたことを私自身が確認しています。そう考えるとおそらく記事が公開されず、4人が全員情報封殺していたとしても結局結果は同じだったでしょう。
今更クロバゲンガーに関する解説は良いでしょう。ワイガ身代わりガルドは当時のグラオーガを封殺するために採用したものですが、元はベテが全国ダブルで用いていたものであり、これをVGC2016に適応させたのも私ではありません。(詳しくはhttp://esports-runner.com/pokemon-double/dia-orge-yt-20160318/を御覧ください)
ガルーラが肝っ玉なのは相手のゴーストがキツイからです。カイオーガについては上記esRの記事で解説してあります。
またこの頃からディアオーガにおいて、鉢巻ランドの蜻蛉をサイクルを回す全国ダブル的な戦い方が案外強いことに気付きました。実際Wolfeが結果を出しているのでこの直感は当たっていました。
グラオーガの方がレックオーガに勝てないためにディアオーガになり、そしてクロバゲンガーという弱い2体を採用し続けたままでは全構築は見切れないと思い、クロバゲンガーを捨て去ることにしました。
そして次に軸に据えたのがマンダドータです。この頃はゼルネを倒すことに命を懸けていた感があります。
ディアオーガの方に関してはほぼesRの記事で解説したことですので補足部分のみ書きます。
まずチョッキナットレイは残りの5体ではオーガゼルネにドータが対抗できないことから別の策を用意する必要があると考え、このポケモンを採用しました。正しくガンメタですが、叩きやじならしが予想外の活躍をしたのが驚きでした。ここには書いてませんが大正義オフではCSタスキボルトが入っており、これは主にイベ構築を何とかする為に入れていました。
その後このグラオーガの構築にしたのは4点理由があり
①レックオーガが減少すると判断(=ディアルガでガンメタする意味が無い)
②オーガゼルネに勝ちたい→グラでドータを守り切れる
③トリルグラの処理→マリルリ
④イベ→ボルトマリルリがいる為むしろカモれるようになる
ということです。ちなみに低迷中を頻繁に打つことの無いよう、また余りに縛られやすく役に立たない場面が多すぎることからこの構築ではグラードンは2割も選出されず(ナットがいようが)、マリルリが頻繁に選出、鋼の処理もマリルリに任されました。正直この当時としてはかなりできた構築であり、カマルオフの結果次第ではJCSで使用する構築にする予定でした。あの決勝までは…
実は2月末から大正義オフで使う構築について考えおり、その1つがライチュウグラゼルネバレルマンダアローという構築でした。しかし余りに準備期間が足りず、チーム戦で試してない構築を使うなんてことをするわけにはいかない為封印、大正義では手慣れた④のディアオーガを使用しました。その後、私はカマルオフに⑤のグラオーガで出場、余りにも勝つので流石にゼルネを完全にメタリきったものだと思っていました。しかし私は決勝で想定外であったライチュウゼルネに敗北、2ターン目から私は威張るを打っておりそれはもう酷いものでした。
決勝での敗北後、優勝者であるショウダイ君(@sho249962)にライチュウゼルネについて自分が持っていた疑問や考えなどをぶつけ、討論しました。ベストだと思うグラゼルネに関して面子が6体被りであったどころか、技の採用理由等全て一致、さらに問題点についてもお互い全く同じ考えを持っており、どのように解決するかを考えていました。冷静に考えてここまで構築、そしてVGC2016に関して理解が深まっており、そしてこの日優勝している事を考慮するとこの構築が強いのは確定的であり、私はこの瞬間にJCSでライチュウグラゼルネを本命で使うことを決定しました。結果は残念でしたが悔いはありません。この構築を使うことができたのはショウダイ君のおかげですありがとう!
流石に長過ぎるので詳しい構築解説記事は後日別で書きます。
クロバゲンガー(グラオーガ型)
正味な話クロバゲンガー思いついた時はJC抜ける事を確信したものの様々な悲報があった為公開
とりあえずINCで使ってた構成書きます
クロバット@ラム
ほぼ陽気BS(ガルーラの捨て身耐え)
前歯 追い風 挑発 ファスガ
僕の場合はむしろ特殊系の技で死んで欲しい事の方が多かったのでこっちになりました
正味択ゲーしたくないなら技構成はこれしかないです
ゲンガー@ナイト
臆病、最速アロー抜き、陽気アローの玉ブレバ耐え、残りC
ヘド爆 めざ氷 鬼火 守る
ガルーラ出されたら普通に面倒なので鬼火を入れてました、C降ってないとゼルネ落ちる確率が相当下がるので絶対に確保しないとダメです
ガルーラ@ナイト
陽気ガルーラけたぐり耐えAbS
猫 捨て身 けたぐり 不意打ち
どう考えてもゲンガー出しては行けない構築が一定数いるので2メガ目として投入。地味にパルキアとかディアルガとかグラホウオウとか面倒だった為役に立った模様。
カイオーガ@おーぶ
臆病ほぼBS
潮吹き 雷 冷ビ 守る
採用理由はグラの炎技に対する牽制。このルール外したら即負けなんで根源無理です(この構築重力無いしね)、クロバゲンガーなので別に潮吹きなのは問題ありませんでした
この構築はレックがきついのでオーガがレックの臥竜を耐える必要があり、雷をオーガに打ちたい場面も想定通り多くありました。
グラードン@おーぶ
最速CS
噴火 大地 10万 守る
採用理由はオーガの水技に対する牽制。3枠目の10万はオーガに天候取られてもそのまま動けるように搭載です
オーガと同じ理由で物理にはできませんねえ…
ギルガルド@オボン
控えめHC
シャドボ めざ氷 ワイガ キングシールド
正味適当にグラオーガとか突っ込んだ結果生まれた悲報をケアする為に入れた謎ポケモン。しかしめざ氷が刺さったり意外に働く。
一応36-9でしたがマッチングが悲報だったので多分切断鯖にいたと思います、まあそんくらいの強さです
流石にグラゼルネには勝てました、そら知られてなかったしな…
グラオーガにもほぼ勝ちかな?多分負けたのはオーガゼルネやイベが中心かな
レックオーガにも弱いはずですが強い使用者とはマッチングしなかったようです
グラオーガ最速同速ですがそんなに気持ち悪さは感じませんでした
プーさんと100エーカーの森ゴルフ攻略
余りにも書くことが無いので…
プーさんと100エーカーの森ゴルフ
http://games.kids.yahoo.co.jp/sports/015.html
プーさんと100エーカーの森ゴルフとは…
なんJ民達が正月に「プーさんのホームランダービー」にキャンプインする前にオフとして過ごす為のものである
ホームランダービー程ではないが方法論を知らないと割と難しいゲームである
基本的には以下の2つのURLを参照すれば良いがそれぞれ良し悪しがあるので各コースについて述べる。
①【プニキ】「プーさんと100エーカーの森ゴルフ」攻略 【これでみんなもアンダーパー】
②【プレイ動画】プーさんの100エーカーの森ゴルフ【スコア-14】
基本的に①の言う通りにしていれば7アンダーは可能であるが理論値である14アンダーを目指す為
に頑張ろう(基本的に①のURLを見ながらやると良い)
ちなみに後述の理由によりティガーを選ぶのが大安定である
・1-3コース
基本的に①の言う通りで全く問題は発生しない、調子が悪くてもここは5アンダーで通れるだろう
・4コース
理論値を目指す場合は②の通りにやらなければ安定しないがリスクが低いのは①である(悪くてもパーで切り抜けられる)
基本的にパワーMAXで済む選択肢があればそっちをやった方が常にボールがある位置も同じになるので安定
・5コース
ここがまず第1の関門となる
まず1打目は②の通りにすべきである。MAXパワーな上角度もほぼいらないという安定が約束されているからである(1打目の着弾点をミスればイーグルはほぼ不可能どころかボギーの危険性が出てくる)
2打目も②の通りに強めで打とう、①の通りにそれより弱めで打つとバウンドするポイントが前となりボールが戻ってきてしまう、角度も②の通りもっと急で良い(ただし強すぎるとコウモリに当って一貫の終わりである)
多少やらかしてもパーでは切り抜けられるだろう、もしパッティングになった場合は殆どピンの右側だと思うので最大火力で打つこと(ありえないくらい摩擦力がかかっている)
ちなみに左側だと相当弱く打たないとスルーする
・6コース
理論値を目指す場合は②の通りしかありえない、2打目の角度は動画を見て覚えること(矢印の下端が丁度ドアの下端と接している)
リスク回避の場合は①の通りとなるがパーは余裕である
・7コース
1打目は①の通りにやれば楽勝、2打目は②の動画を参照して丁度矢印がクラブシャフトを指す感じになってたら問題ない
もし①の通りにやる場合は2打目はそれより1つ緩やかな角度で打とう
最悪なのはピンの手前にボールが落ちること、ほぼ泥に落ちる(手前に傾いてる前奥にいく分には割と助かる)
悪くてもバーディーは取れる
・8コース
①でも②でも良い、角度に自信ニキは②で
リスク回避選択は②である、悪くてもバーディーとなる
・9コース
リスク回避は①、ただこれでもダブルボギーまでは行く可能性あり
理論値を求めるなら②を選択、1打目は割と適当でも問題無いが2打目は少しでも狂えば終わり、OB地獄となる、ここでも同じくシャフトを参考にすることで角度を覚えよう
以上の通りにすれば
リスク回避:-1/-2/-2/0/0/0/-1/-1/0 -7
理論値:-1/-2/-2/-1/-2/-1/-2/-2/-1 -14
【なぜティガーを選ぶのか】
角度の参考となりうるモノが増えるからである、幾つかのコースでそれを使ったパターンを上げたがシャフトを参考にすることができるようになる
特に9コースに関してはこれ以外でのバーディーは不可能である(実際①の人はお手上げしている)
相当難しい:9
難しい:5
ちょっと難しい:4,8
普通:6,7
簡単:1,2,3
ちなみに「プーさんのホームランダービー」でロビカスをクリアするのはこのゲームで理論値を出すより遥かに厳しい
英語ムズい
解釈ミスによりArashにアスペリプを飛ばしたので反省の意を込めて書きます
事の発端はArashの次のツイート
Anyone knows what was the viewers peak on twitch during this year's Worlds?
(訳:今年の世界大会でtwitch放送の閲覧者はピークでどんくらいおったか知ってる奴おるんやろか?)
これに対しての僕のリプがこれである
Almost all Japanese knows and was ready for that.
(訳:日本人は殆ど知っててそれ前提で準備もしてたで〜)
それに対するArashの返し
I'm looking for the exact number though, It's for a project I'm working on.
(訳:でも俺は正確な値が知りたいねん、俺が取り組んでるプロジェクトの為にね)
どうしてこうなったか説明します
一番大きいのはpeakとpeekを見間違えたことです
peakの意味はここでは日本語で言う「ピーク」、元々は「先が尖った山頂」です(イメージで何となく分かりますよね)
一方peekは自動詞で使うと「ちらっと見る」「盗み見る」とかです、自動詞なので勿論この意味で使うなら前置詞が必要です
とりあえずpeekと見間違えた僕はこのような解釈をしていました
Anyone knows
what was on twitch during〜
the viewers peek↑(挿入されていたことにする、しかも前置詞ねえ)
(訳:今年の世界大会ではtwitchで何があったかは見られてたってみんな(参加者)分かってるんかな?)
こんな感じです、しかしもしこれが実際の会話の場合前置詞を省略するとか普通にありえそうなので詰んでた感あります
どうしてかというとpeakとpeekの発音は全く同じだからです、前後のツイートを見てないともはやどっちか分からないでしょう
ちなみにArashの返しで違和感を抱いた為見間違いに気付きました、実は現役時・浪人時ともに2次試験で1つずつ英語のスペルを見間違いしていまいそのまま和訳してしまった箇所があるということがあり2年連続で涙目になってました(2年目は結果的に笑い話で済んだが)
そういうことなので英語自体ムズいし見間違いというのをするとさらにカオスになるってお話でした、僕にはさめさんのようなセンスは無いので以後雑記的なのを書くことはあんまり無いでしょう
P.S.1
今年の世界大会でのTwitchの閲覧者のピークの数字正確に知ってる人はArashに教えてあげてください。
P.S.2
受験生はちゃんと正しい文法を把握してね、自動詞なのにさっき挙げたような解釈したり英作書いた場合大学によってはこいつ英語分かってねえな〜ってなって一気に点数持ってかれるので気をつけましょう
【全国ダブル】WCSDay1・2使用、グロリア中国予選えるおふ4位―ゲンガークレセ―(最後に封印サナ滅び雨のリンク)
どうもYTです、今回は構築だけでなく作った過程も書いていきます、構築の概略は最初に記しておきます
Pokemon | move1 | move2 | move3 | move4 | ability | item |
---|---|---|---|---|---|---|
ゲンガー | シャドーボール | 鬼火 | 金縛り | 守る | 浮遊 | ナイト |
霊獣ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 蜻蛉返り | 馬鹿力 | 威嚇 | 拘りスカーフ |
クレセリア | トリックルーム | サイコキネシス | 冷凍ビーム | 月の光 | 浮遊 | ゴツゴツメット |
ヒードラン | 熱風 | ラスターカノン | 原始の力 | 火炎放射 | 貰い火 | 拘り眼鏡 |
ローブシン | ドレインパンチ | 冷凍パンチ | 叩き落とす | マッハパンチ | 根性 | 突撃チョッキ |
ニンフィア | ハイパーボイス | 目覚めるパワー地面 | 瞑想 | 見切り | フェアリースキン | オボンの実 |
Pokemon | move1 | move2 | move3 | move4 | ability | item |
---|---|---|---|---|---|---|
ゲンガー | シャドーボール | 鬼火 | 金縛り | 守る | 浮遊 | ナイト |
霊獣ボルトロス | 10万ボルト | 目覚めるパワー氷 | ボルトチェンジ | 気合球 | 蓄電 | 拘りスカーフ |
ギャラドス | 滝登り | 地震 | 挑発 | 守る | 威嚇 | オボンの実 |
クレセリア | トリックルーム | サイコキネシス | 冷凍ビーム | 月の光 | 浮遊 | ゴツゴツメット |
ヒードラン | 熱風 | ラスターカノン | 原始の力 | 火炎放射 | 貰い火 | 拘り眼鏡 |
ローブシン | ドレインパンチ | 冷凍パンチ | 叩き落とす | マッハパンチ | 根性 | 突撃チョッキ |
【前置き】
6月、当時ジャパンカップで惨敗して全国大会に行けなかった立場ながら日本人のDay1制度により謎のワンチャンを掴んだ私はボストンで使う構築を考え始める
その選択肢の1つに今年度作成したマニュテラ滅び雨があった、確かにこの構築は強力なギミックがいくつもありマッチ戦向きではあるがサナバレルに勝つことが不可能という欠点があった為止めた
そして紆余曲折を経て私はゲンガークレセというカテゴリの構築を使うことにした
まずゲンガークレセとは次のような構築の事を指す(ちなみにこれが原案である)
【全国ダブル】大正義オフ・レート使用構築(ベスト8)-ガルーラゲンガーダブルメガ- - YT KY KYT (id:YT0616) http://d.hatena.ne.jp/YT0616/20141006/1412603092
このようにゲンガーとゴツメクレセでガルーラを完全に封殺しつつサイクルを回し、ゲンガーのロック性能を活かした有利対面を作るゲンガーの非主流構築である
ゲンガークレセとは言ったがクレセ自体はノータイムで入ったポケモンではなくちゃんと理由が存在する
【構築過程】
[えるオフまで]
まずガルーラに対して相当強いポケモンとしてメガゲンガーが中心に据えられた
臆病176-0-4-76-4-252
耐久:余り
C:陽気ガルーラのけたぐり耐えサザンを馬鹿力との集中で落とす
S:ミラー意識の最速
まずゴーストへの打点としてシャドーボール、物理ポケモン全般の封殺ができる鬼火が採用
そして鬼火と違って命中100で様々な場面での用途が考えられる金縛りを採用した
ガルーラにすら場合によって鬼火の外しケアで金縛りを先に入れていたのでヘド爆とくらべても正解だったと思われる
次に電磁波をうけられて威嚇を持ち、蜻蛉返りも打てる霊獣ランドロス、ランドに強くS操作がつかえてゴツメが持てるポケモンとしてクレセリアが採用された
陽気AS
まず序盤を蜻蛉で回していき一貫が取れた後半で試合を終わらせるゲームプランを想定している為スカーフは確定
特殊型も検討したが蜻蛉や雪崩の火力が弱く縛り能力が低い為一般的な物理型を採用、サザンに弱めの構築な為馬鹿力を持たせることになった
時折ゲンガーを引いてランドを出したり、ゲンガーランドで並んでゲンガーを引きつつランドの蜻蛉でゲンガーをもう一度出す等ゲンガーを場に残し続けるのに拘らないプレイングが求められる
控えめ252-0-4-236-4-12
C:ASメガマンダを冷凍ビームで確定一発
S:4振りクレセ抜き
まずガルーラに対して圧力をかけていく為ゴツゴツメット、それと相性の良い月の光の採用が決まった
冷凍ビームもマンダやランドを担当する為ノータイムで採用
チョッキローブシンへの打点を保障する為にもサイキネを採用
そしてゲンガーに電磁波が入ることも多く、もう一つそのゲームプランであるトリルビート(実は構築過程の序盤にはドランメタで冷静ニョロ等が入っていた)も行えるトリックルームの採用が決まった
また月の光には受け出すことによる消耗をケアする他にも有用な場面がある
例えばTOD自体のメタになったり自分がTODをする際に使いやすい
またトリル最終ターンは相手が両守るをすることが割とある為そこで月の光を打っておくと二度目のトリックルームを打つことができる
ガルドやドランに強めにいくためにめざ地の採用も検討されたが月の光やトリルより有用性が見いだせなかった為この選択となった
次にこの構築で明らかにキツすぎるサーナイトやリザードン、ギルガルドを「ワンパン」することができるポケモンを採用する必要があり実質二択となった
それが眼鏡ドラン、そしてグロリア関東予選アリーナオフの優勝構築に入っていた爪ガルドのどちからかであるがリザードンに対しての受けだしを考えて眼鏡ドランとなった
控えめ252-0-0-252-4-0 S実数値93
S:最遅100族-1
ラスターカノンでメガサーナイトをワンパンにする為にCは最大となっている、これによりニンフィアも高確率でワンパン可能となっている
努力値の残り4をDにした理由はメガサナの控えめめざ地を耐える可能性を上げる為である
Sがこのようになっているのは言うまでもなくメガサナ意識であり、大抵のガルドとニンフィアの上は取れる為相当絶妙である
・大地の力を切ってまで炎技を2つ持たせる意味があるかと言うことに関して
①まずガルドはワイガや身代わりを持っている為ワンパン技として妥当なのは単体技かつ100技の火炎放射である
②トリル展開において高速で試合を終了させる為に熱風は必要である
③大地があって有効に当たらく場面が実質対ドラン(とかいってたらエンテイが出てきたが)のみでまず持ち物が眼鏡であることを考えるとボルトランドクレセと浮いてるポケモンが多いことを考えれば固定するのは避けたい
これらの理由でこのような技構成となりました
最後にここまで来てきついポケモンが
水ロトム、ミロカロス、ニョロルンパ等の主に水ポケモンやサザンドラ、ズルズキン等
これらを攻撃的にケアできるポケモンの中からゲンガーとかなり相性の良いチョッキ根性ブシンとオボン瞑想ニンフィアが採用された
意地っ張り180-252-4-0-68-4
H:203ガルーラと同じ理由、ゴツメダメ軽減
D:対峙するポケモンの関係上Dを上げておかないといけない為、チョッキも同理由
S:すでにドランより遅い為最遅の意味が無い、ズキンとも対峙する為Sが遅すぎる
技は一瞬リザの為に岩技を採用しようとは思ったがまずルンパの処理と場持ちの為にドレマッパは必須、クレセにも試合展開上攻撃する必要性があり、ミロのタラブ等も落としておかないと面倒な為叩きも必要、ボルトランドへの打点となる冷凍パンチもほぼ必須な為スペースがなかった
特性についてはやたら熱湯を受ける機会が多いこと、またゲンガーに電磁波が飛びやすいこともありランドではなくブシンで受けてボルトを倒しに行くということも多いので根性となった
実際チョッキブシンで一番強い構成はこれだと思われる
控えめ44-0-252-200-0-12
B:陽気メガマンダの捨て身耐え
C:1瞑想でH252ガルドをめざ地で最高乱数以外1発
S:4振り60族抜き
技は採用理由のハイボ瞑想、この構築が苦手とするガルドやドラン等の処理が遅れないようにめざ地が入り最後に入れたい攻撃技もなかったことから見切りとなった
実際この頃見切りを持つニンフィアの割合は低かったので初見殺しともなり強力だった
Bラインはオボンの実を持つことでガルーラの攻撃は耐えられるため1発で削りきってくるメガマンダに合わせたものとなった
Cラインは構築全体で厳し目のギルガルドを意識するものとした
オボン瞑想ニンフィアは相手がニンフィアにまともな打点が無くなった状況下ではフィニッシャーとなり、また瞑想ができなくともオボンの実で耐久を保証していることによりハイボを2回打てて結果的に眼鏡ニンフィアよりダメージを与えているということがあった
瞑想でDも上げてしまうことからリザドランクレセをこのポケモン1匹で全滅させたこともあった(相手がスキスワをニンフィアに打ったせいもあるが)
この6体でえるオフ4位になったものの何点か不満点は抱いたのでこのギミックはボストンで使うことを決断しつつも多少の改良を加えることにした
[えるオフ後・WCS]
まず何点か問題が上がったのが
①守れないヒードランの弱さ
②日本でやっていた序盤で蜻蛉ランド中心で回す戦略はミロカロスが流行している海外勢には不可能なので別のポケモンで代用すべきという点
③えるオフではサザン等の処理がブシンだけで十分だったこともありニンフィアが不要
①に関しては一度眼鏡ドランを変更するつもりがあったのだがリザに強くて命中100でガルドやフェアリーをワンパンするポケモンが他にいなかったのでそのまま採用として、代わりに立ち回りの際にさらに役割を明確にすることで不問とした(ex.フェアリーを倒したらお役御免)
②に関してはサイクル役を同じく電気技を無効にできる霊獣ボルトロスに変更、パーティコンセプト上威嚇を抜くのは不可能だった為霊獣ランドロス、ボーマンダ、ギャラドス等の候補が上がったが霊獣ボルトロスとのタテの関係(氷弱点でない)を重視してギャラドスとなった
臆病CS
まずサイクル役の為ボルチェン、雪崩怯みがかなりきつい構築の為スカーフランドを上から落とすめざ氷が採用された
残りの2つはラグラージやトドンがきついことから草結び、バレルやブシンを削りに行けるサイキネであったがあまりにスカーフとの相性が悪すぎた
そこでメインウエポンとして下がりたくない時にも打てる10万、そして海外勢が好むサザングロス系への回答が全くないことから気合球が採用されたが結果的にこの選択が私にDay2進出をもたらすことになったので大正解だったと言わざるをえない。ガルーラやドラン、そしてズキンの採用率を考慮しても連射しやすい技であるので良かったと思う。
またこだわりスカーフをもったことにより大半のルンパより速く動けるようになったのでこの時点で受動的な対策となっていたニンフィアの採用理由はほぼ消滅した。
意地156-252-36-0-4-60
H:16n-2(前歯でオボンを発動させる為偶数)
A:ドランやサナの高速処理の為最大値
B:威嚇込みでガルーラの捨て身2耐え
D:控えめメガサナのハイボ2耐え
S:余りだが4振りロトム抜きみたいなのを抜ける
技はメインウエポンの滝登り、そして地震挑発はメジャーなバレルドランクレセを意識したものである
配分は特にこの構築が苦手とするサナバレルを意識したものになった、どうやらギャラがこのような配分をしていることはあまりないらしく、特にAS面において相手が驚く場面が見られた
このポケモンを処理できるルートが少ない構築が多かった為それを意図しての採用ではなかったもの多岐にわたって活躍することになった(比較的ボルトの採用率が高くなかったのも追い風か)
結果的にブシンと並んで能動的に選出できる時点で有利なポケモンと言えるだろう
【選出・試合展開】
結果的にボルトでサイクルを回すのはメイン戦術ではなくなった
①ゲンガーギャラクレセブシン(例)
主に対ガルーラ、いわゆる安定的に強いポケモンで固めた選出で基本的に誰かで詰ませる試合展開が期待出来やすいので相当安定する
②ゲンガークレセドランブシン(例)
あくまで例だが初手でドランかブシンを出してスイッチして一気に試合を終わらせる展開、追い風系には一番安定する選出だった
③先発ボルトドラン
元は適当に並べたことにより生まれた超高圧先発であり初戦の内容次第で2戦目以降に登場する、スカーフボルトがドランに強いポケモンに軒並み打点を持っているので案外悪くない先発だった
④先発ボルトブシン
言うまでも無く対雨。ニョロに10万(手助け持ってる場合止めないとマズイ)、ルンパにドレパンが殆どだが取り巻き含めても最もきつい部類
【実績】
Pokemon World Championships Day1 突破でDay2進出
バトルロードグロリア中国予選えるおふ 4位
【感想】
調整ではガルーラとサーナイト(苦手な為)に重点を置いて調整していたがDay2では1戦もガルーラと対戦することができなかった(3リザ,2雨,1サナ,1マンダ)、つまりこういう構築を作っておきながらスイス形式の1ラウンド目で負けたのが全てかなと思う
ボストンでは楽しい日々を過ごすことができたので来年も機会があればなと思います
また、しゃでオフ(バトルロードグロリア2015関西予選)準優勝の封印サーナイト滅び雨に関してはAMALGAME様に記事の移行を行わせていただきましたので完了次第URLを掲載します。
【全国ダブル】北河内オフ優勝etc:マニュテラ滅び雨(日本語版お待たせしました)
英語でしか書いてなかったのでいい加減日本語で書きます
English version URL and changes are written in the end of this article
表のとこは結論だと思ってる北河内オフで使った技で書きます
Pokemon | move1 | move2 | move3 | move4 | ability | item |
---|---|---|---|---|---|---|
マニューラ | 猫騙し | 袋叩き | 氷柱落とし | 守る | プレッシャー | 気合の襷 |
テラキオン | インファイト | 岩雪崩 | 思念の頭突き | 守る | 正義の心 | ラムの実 |
ニョロトノ | 熱湯 | 滅びの歌 | 催眠術 | 守る | 雨降らし | 光の粉 |
キングドラ | 濁流 | 流星群 | ハイドロポンプ | 守る | すいすい | 命の珠 |
ゲンガー | 滅びの歌 | シャドーボール | 身代わり | 守る | 浮遊 | ゲンガナイト |
ゴチルゼル | トリックルーム | 威張る | リフレクター | 守る | 影踏み | オボンの実 |
【個体・構築説明】
まず私が滅び構築の猫騙し役に求めるモノをして
・ゴースト、特にギルガルドに弱くない(ガルドに弱いと滅び選出を無理やり出す選択肢が無くなる為)
・地面タイプ(カロスダブルではガブ、全国ダブルではランド)に刺さる何かがあるか
例えばカロスダブルで用いていた滅び雨ではズキンを用いていたがこれによってゲンガーが地震で死ぬのを回避していた、またズルズキンは読み次第でギルガルドと台頭に渡り合うことができる
そして今回もう一つ私は滅び構築にもう一つ強力なギミックがあることを求めた、マニュテラはまさしくそれを満たすモノでありマニューラ自体滅びの猫騙し役としての条件を満たしていたので対リザを意識してニョロトノを2枚目の滅び役に残しつつ構築を組み上げた
その結果滅び、マニュテラ、ニョログドラと3つの強力なゲームプランが建てられる構築が完成したのである。
陽気:4-252-0-0-0-252
猫騙し:滅びを通す為に必須
氷柱落とし:ゴツメに触れない、怯み運ゲができる、威力の面で冷パンから変更
袋叩き:テラキを叩くだけではなく襷ゲンガーをワンパンする役割も果たす
守る:滅び戦術では必須技
タスキ:ズキンと違って耐久も無いので一発耐える保障のある持ち物
プレッシャー:マニュテラや滅びいずれの選出でも必須のランドのスカーフの有無の判別
陽気:4-252-0-0-0-252
インファ:テラキの持つ最大火力技
雪崩:叩きパでもあるので必須
思念:地震より変更、マニュの氷柱と合わせてマニュの袋叩きを吸うバレルを落としに行く為
守る:叩いた後は真っ先に狙われるので必須
ラム:変更せず、バレルに弱い為そのまま
バレルブルンが厳しいにも程があるので挑発もありだと思います
生意気:252-0-132-0-124-0
B:陽気捨て身耐え(少し多め)
D:臆病霊獣ボルトの雷耐え
配分以外カロス滅び雨から続投
唯一光の粉より戦況に影響を与える可能性の高いオボンが無い為光の粉、食べ残しは論外でソクノがギリギリありえますが眼鏡電気の割合を考えると光の粉の発動割合に賭ける方が懸命です
催眠術も負け試合を確率で勝ちに出来る技、他の技に変えて勝率上がるとは思いません
控えめ12-0-4-252-4-236
S:最速キザン抜き
全てカロス滅び雨のモノを続投
少しだけ耐久に回したのはアローの鉢巻ブレバで死ぬ確率を下げる為
命の珠なのは試合展開で打ち分けが必須なのと守れないのが滅びと相性悪いからです(守れないのが一番キツイ)
臆病:188-0-4-28-36-252
H:16n-1
C:マニュの袋叩きと合わせて高確率でH252ガルドを落とす
D:15/16で眼鏡控えめニンフィアのシャドボを耐える
S:ミラー意識
技は全てカロス滅び雨のモノを続投、対ダクホとギルガルドを考えると身代わり>金縛りなのは明白
ゴチルゼル
呑気252-0-156-0-100-0
B:A156振り陽気メガガルーラの2up恩返し耐え
D:眼鏡控えめニンフィアのハイパーボイス2耐え
トリル、リフレク、守る、オボンに関してはカロス滅び雨のモノを採用
リフレクは甘えると比べて対象が存在しないので1回目の滅び最終ターンに打つ事も可能な為
甘えるは猫騙し以外の技を相手に向けて打つ段階になってる時点で不利と定義されるこの構築とはアンチシナジー
威張るはニョロトノの催眠術同様負け試合を勝ちにする技として採用しました
【実績】
第1回カマルオフ3位
第2回北河内オフ優勝
INC March 2015:70位
isaby垢でSD最大レート1744で1位
【English Guide】
・English ver URL
http://d.hatena.ne.jp/YT0616/20150309/1425899387
・Changes
Weavile:Ice Punch→Icicle Clash(For Mainly Rocky Helmet and Power)
Terrakion:Earthquake→Zen Headbutt(For Amoonguss)
・Added Comment
In this team, Terrakion's Taunt is good because this team is weak to Amoonguss+Jellicent
【全国ダブル】第34回つのオフベスト4-追い風ガルーラ-
1月に行われたオフ、これを含めてオフの構築を余りにも書いていなかったのでこれから順に書いていきます
このオフで使った構築は当日に組んだ事もあって割と記憶があやふやですが多分これで合ってると思います…覚えてる人いたら教えて
Pokemon | move1 | move2 | move3 | move4 | ability | item |
---|---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 捨て身 | けたぐり | 不意打ち? | 守る | 肝っ玉 | ナイト |
化身ボルトロス | 10万ボルト | めざ氷 | 電磁波 | 挑発 | 悪戯心 | オボンのみ |
霊獣ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 蜻蛉返り | 馬鹿力 | 威嚇 | 拘りスカーフ |
エンテイ | 聖なる炎 | ストーンエッジ | 地ならし | アイアンテール | プレッシャー | 拘りハチマキ |
スイクン | 熱湯 | 冷凍ビーム | 追い風 | 守る | プレッシャー | ゴツゴツメット |
ニンフィア | ハイパーボイス | サイコショック | 破壊光線 | 寝言 | フェアリースキン | 拘りメガネ |
【個体解説】
陽気:4-172-76-0-4-252
B:陽気ガルーラのけたぐり耐え
ランドに冷パンした記憶が無いから多分不意打ちだったと思う…
図太い:252-0-160-0-68-28
B:11n
D:両方最高乱数引かない限り控えめサザンドラの流星群→2段階下降流星群耐え/臆病サザンの玉流星耐え
S:最速キザン抜き
ボルトは間違い無くこの個体です
陽気最速スカーフです
B:玉意地っ張りキザンの1up不意打ち耐え
数字忘れましたが配分意図だけは覚えてるのでまあ、A削ってました
火力無くて衝撃だった為このオフで見納めとなった
意地っ張り、Sは多分136でAは相当降ってたはず
ガルドやバレルをワンパンする為に発明されたポケモン、地雷と言っても良い火力で割と頑張りましたが聖なる炎とエッジがPPの少ない技な為サンダーに大してアへ顔するハメになった、これ以後使われず
控えめ、数字忘れた
C:冷凍ビームでメガマンダ確1
S:最速キザン抜き
配分に関してはずっと前から追い風スイクンこれしか使ってない、狙われやすいので守るを所持するのは相当強かった
多分記事書かなかった理由はこれかな?
控えめ:44-0-252-忘れた-忘れた-忘れた
B:陽気メガマンダの捨て身耐え
C:余り
S:どうせ追い風下ゲッコウガ抜き
追い風だし多分これだと思う、つのオフということを考えて寝言を持たせていた
ショック持ってるのは多分バレルを過剰警戒した為
ちなみにニンフィアの破壊光線とエンテイの聖なる炎の集中でクレセを突破してしまった試合が1試合存在した
この時期を含めてマニュテラ滅び雨を思いつくまで構築の出来なさは異常だった